2006年01月16日

Apple社PowerPCからIntelCPU変更の真の理由。これはすごい!!

7bf4721f.jpg今回Apple社はMotlora,IBMが共同開発したPowerPCからIntelCPUへ変更するという大転換をした。
その真の理由とは。
表面的にはハードウェアの原価を下げるため、PowerBookなどの熱処理問題、IntelCPUと較べたクロックの遅さなどということになっている。これは本質からみて浅い考えだ。
実は68000からPowerPCへのCPU変更の時に経験しているノウハウを使用して、どんなCPU、どの会社が開発したCPUでも、いつでも、どこでも、どんなものにでも変更できるOS構造により、ハードウェアからOSを完全に開放するという画期的なことをしたことに真の目的があるのだと思う。
これにより、CPUからの完全な開放を実現することにより、CPUハードメーカーからフリーハンドな状態を実現することができるようになった。プログラムの中にPowerPCとIntelCPUのバイナリとどちらでも使用するリソースが入ったUniversalな状態のため、どちらのCPUでもMacOSXでプログラムを動作できるようになっている。
これはNEXT時代にもう実現していた開発環境だ。バブル時代、金融関係の会社ではNEXTを使用して全世界でデリバティブをしていた。世界中に支店、関係会社を持っていた金融会社は株価の変動に対処するために、プログラム、メンテナンスを世界中同時にしなければならなかった。その時、NEXTはサーバに1ソースのプログラムを置き、PowerPCとIntelCPUのバイナリを内包、リソースも各国版のリソースを持ち、それをクライアントのNEXTで動作させた。デリバティブは、金融の色々な商品の組み合わせの最適な解を使って儲けを出す手法を使っていた。金融商品の組み合わせがどんどん変わるため、月に1回はプログラムをバージョンアップをしなければならなかった。それをいとも簡単にメンテナンスできるのだった。金融会社はリモートでNew York郊外からサーバーのソフトをメンテナンスをして世界同時に一気にバージョンアップを実現させた。
これについては、「WIRED」1995年8月号の「What's NEXT ?」というSteave Jobsへのインタビュー記事とNHKがバブル崩壊で倒産した、ノーベル賞受賞経済学者が経営していた金融会社についての報道特集で詳しく伝えた。

このころNEXTで培ったUniversal開発環境を今回Appleは10.4.4で復活させたわけだ。
このことによりすごいことがMacでできるようになったと思う。
1つみんなで使用するサーバアプリケーションをサーバに入れるだけで、ネットワークさえ接続できる状態であれば、世界同時にどんな言語でも、どの国でも、どのCPUでも一括メンテナンスをして、動作させることができるようになったという今までにない画期的な環境になったというわけだ。
Apple社CPU変更の大転換決断の真の目的はこれができたことだ。
これをすごいと言わずして、何というのだろう。
AppleはRosettaというPowerPCエミュレーション環境により複数のCPUを動作できる環境を10.4.4でついに今回実現した。これで10.4.4で動作するVirtual PCができればWindows3.1,Windows95,Windows98,WindowsNT,WindowsMe,Windows2000
WindowsXP,WindowsVsita,Red Hat Linux,Turbo Linux,BSD Unix,MacOSXなど主要OSがすべて動作することになる。こんなOSどこにもない。
できればOS7,OS9など古いOSのエミュレーションもできればいいのだが。


s_pan at 17:29│Comments(1)TrackBack(0)clip!

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この記事へのコメント

1. Posted by yellow pages main   2006年05月20日 13:04
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