2006年05月

2006年05月29日

坂村健はすごい! 鳥瞰、俯瞰で全体を見ましょう!!

0b0130c4.jpgワンセグを中心に日本の企業と国の問題点について週刊ダイヤモンド4月22日号に坂村健が書いた記事について書く。

 数十年前から尊敬している東京大学大学院情報学環教授で世界に冠たるOS、車のGPSや携帯のOSに採用されているTRONを開発した坂村健が書いた「シリーズ日本の進路II第4回 技術革新競争を勝ち抜く鍵」という題で記事を書いていた。
これには「部分最適ではなく全体最適をリスクを取った責任ある判断を」という副題で、韓国と日本をモバイル放送端末のシステムを例にして日本側の問題点を突いている。
具体的には、日本の「ワンセグ」は韓国の「衛星DMB対応端末」のハードウェア仕様よりもシステムとして、いくつかの問題を指摘している。

韓国方式は、衛星DMBで見えない場所は安価な設備(100V,軽量)の低価格ギャップフィラーを設置し、地上波でも対応できるようにし、衛星と地上波どちらも併用。山の中、海の上どこでも電波を傍受できる。
これに対して日本方式は高単価な設備で、首都圏と各地県庁所在地でしか見えないということ。この思想の違いは、いつも何でもが東京首都圏の一番NET環境が良いところを中心し、本当に必要な所である山の中などに住んでいる田舎のユーザは無視する東京第一主義発想。

地上波の番組をただ垂れ流し、無料であるため、放送局に全くうま味がないシステム。これでは放送局は乗ってこない。
これに対して韓国はスポーツのライブ映像を有料で今まで有線テレビでやっていた番組を携帯でも見られるようにしているため、ユーザも有料に対して抵抗がなく、放送局側にもうま味があるようにしている。スポーツのライブ映像などは出張などの移動先でも見られるため、視聴者は非常に重宝するはず。また商売として放送局も設けられる。
テレビというメディアの一番強い特徴を生かし「今を切り取る実況中継、ライブ」。特にスポーツとニュース。これにより地上波メディアとはセグメントでき、共存できるわけだ。
携帯でいつでも、どこでも見られるという発想だ。

坂村さんの主張は日本側の携帯メーカーは自社ハードウェアシステムにばかりこだわり、キャリアである携帯のau,NTT,ボーダフォンはただ乗り、チップメーカーも自社システム一番の一点張り、国、特に郵政省はあっちにコロコロ、こっちにコロコロの優柔不断でメーカー関係団体だけを見て、ユーザは無視の政策。
この点が一番問題で、日本の進路としては
1.「個々に正しい判断をしても技術開発の芽を摘むことがある」
2.「優れた技術を開発することだけが技術普及の十分条件ではないこと」
3.「ICT(Infomation and Comunication Technology)が加速する革新の中全体を優先したリスクを取った判断が必要」
を指摘している。
ようは、日本は戦争中の体制と同じく、誰が指導しているのか、どのような哲学なのかなど、まったく何も考えず、システムだけが何となく作られ、誰も失敗しても責任を取るわけでなく、あーだの、こーだのと自社の主張だけを述べ、時間ばかりが経過してしまい、あっと気付いた時は、世界から取り残されていくという状態になることが予想され、また、SONYなどのようになってていること。

大企業、銀行などが空前の利益を上げるようになった現在こそ、またバブルの時のような懐古主義に戻る可能性が日本に芽生え出している。「今までのやり方で何とかなる」という発想だ。

ならないのよ。「団塊の世代」の皆様。過去に執着せず、近視眼的に自社だけ考えず、重箱の隅だけをつつかず、大きく鳥のような鳥瞰、俯瞰でシステム全体を考えるように心がけましょう!!

特に、私と同じ年代である「団塊の世代」が問題がまた発生してきているのにもかかわらず、何とか見ないフリをし、ぎりぎり年金にありつくことだけ考え、台風が過ぎるのを待つ、という態度がそちこちに出てきているように感じる。こういう考え方では韓国、中国に追いつかれるだろう。
もうされていますよ。はい。

皆さん。昔からOSのアーキテクチャーとシステムについて坂村さんは色々予言しています。
数十年経った現在、またその著作を見る価値があります。
まだ若く東大の助手で、教育テレビでコンピュータについての解りやすい解説番組をやっている時からのファンです。
あの金の亡者MICRO$OFTのビル・ゲーツとは違い、基本的にはOS使用料は無料。著作権はあるが、微々たる入会金を払えばTRON協会に入会でき、誰でもが情報を得られるという態度。
清いですね〜。藤沢周平の本に出てくる侍のようだ。サントリーのTV CM「伊右衛門」の主人公のよう。
理科系にはめずらしく、純文学、SF、認知科学、脳などにも詳しく、何もしないとデジタル・デバイドになるハンディキャップを持っている人や高齢者など弱者に対し人間をやさしく見る態度。知識より知恵を大事にし暗黙知を重要視する。
並の理系にはこんな人はまずいません。良い意味で心がアナログなんです。
こういう人を天才といわないで何というのでしょうか。

《坂村健著作の著作》

「痛快!コンピュータ学」 集英社文庫
「グローバルスタンダードと国家戦略 日本の〈現代」 NTT出版
「ユビキタス、TRONに出会う―「どこでもコンピュータ」の時代へ」 NTT出版ライブラリーレゾナント
「ユビキタス・コンピュータ革命―次世代社会の世界標準 」 角川one
「情報文明の日本モデル―TRONが拓く次世代IT戦略」 岩波書店

「コンピュータ・アーキテクチャ―電脳建築学」 共立出版

「21世紀日本の情報戦略 」 岩波書店
「TRONからの発想」 岩波書店

「情「ユビキタス社会」がやってきた―人とコンピューターの未来」 NHK人間講座
「電脳未来論 トロンの世紀 コンピューターの時代」 角川書店
「新版 電脳都市」 岩波書店
「コンピュータ いま何がなぜ? 」  読売新聞社
「快適生活の技術―食事・トイレからコンピュータまで」 カッパ・ビジネス


「新版 TRONで変わるコンピュータ」 日本実業出版社

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2006年05月09日

やっぱりスゴイぞ。康夫ちゃん

6149e6e7.jpg常々私が思っていたことを、あの田中康夫ちゃんがネットに理路整然と「マニュアル野郎はポカミスだらけ」というテーマで書き込みをしていた。
ここで紹介しよう。(抜粋)
「物理学者で哲学者でもあったマイケル・ポランニーは、全ての生産的知識の根底には言語化されない知識がある、と唱えました。閾値を的確に認知する。これが暗黙知です。「智性・勘性・温性」と僕が十数年前から形容する"考える葦"としての勘所です。

 無論、科学的な教育を受けねば、知識は形成されず、新たな科学的発見にも至りません。が、同時に、科学的発見を得るには、座学での知識に留まらず、経験を積む中で、研ぎ澄まされた勘所が養われているかどうか、が肝なのです。
ビジネススクールの勝者ばかりが跳梁跋扈する社会では、様々な「過誤」の続出は防ぎ得ないのではないか、との懸念です。」

「普通では考えられないポカミスが、世界に冠たる日本のモノ作り産業の現場で頻繁に発生しています。頭でっかちな優等生には、物事を察知したり想像したり、その上で如何に対処すべきかを瞬時に掴み取る勘性が稀薄なのです。

 マニュアル通りに仕事を行いさえすれば事足れり、なのではなく、五官を駆使して微妙な変化を嗅ぎ取る力。JR西日本の列車事故から奇しくも丸1年が経過した日に発生したJR東日本の線路隆起も、そうした勘性の欠落が原因です。」

上記について田中康夫の詳しい書き込みについてはこちら

田中康夫はTVなどで見ると軽薄な感じで、おねーちゃん好きだけの知事の印象が強いと思うが、実は彼は筋金入りの硬派なのです。
神戸の震災の時のスーパーカブでのボランティア活動などすごかった。
この人を尊敬しています。私は...。デブなのに女に持てるしな〜。

私も常々ブログへ木っ端役人の高級官僚についての批判書き込みをしているが、上記に田中康夫が書いたような事柄が官僚にはまったくわかっていない。
物事を察知したり想像したり、その上で如何に対処すべきかを瞬時に掴み取る勘性が稀薄なのです。そのために米軍再編費用、共謀罪、駐車違反取り締まり法、PSE電気用品安全法、耐震建築の民間検査機関への移行問題などピントの狂った法案を出すのです。

《勘違いバカ役人と信越放送(SBC)》
それにつけても長野県の知事選対抗の「勘違いバカ役人」総務省の務台俊介課長とは違います。この人信越放送(SBC)の提灯偏向報道(憲法記念日の5月3日、午後7時の定時ニュースで3分弱にわたって事前PR)にのって勘違いをしています。まさに、ピエロ。この男と信越放送(SBC)はそれこそ勘性が欠落しています。

まあ、信越放送は小坂財閥の自民党で文部科学大臣小坂 憲次のオーナー会社なので、女にもて、キザで、インテリゲンチャにしてディレッタントの田中康夫をうらやましく、公共事業の談合問題などで長野県議会と一緒にうとましく思い、どうしても追い落としたいのでしょう。

しかしこのごろ、この手の提灯TV報道が多すぎる。TVからジャーナリスト精神がなくなって、ただのマルチメディア従事者になってしまった。これでは、今マスコミが批判し出した元ライブドアのバカ社長とTV関係者、高級官僚とは同じだよ。何も考えない思考能力停止のバカ(Bozo)になってしまった。




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2006年05月05日

今回もすごかった、呉智英。犬儒派だもの

70949338.jpg呉智英のファンで毎回出版される本を楽しみにしているが、今回の著作「犬儒派だもの」もおもしろかった。
彼は漫画評論家としても有名だ。彼によると一番売れた本が「バカにつける薬」双葉社刊だそうだ。
あのソ連の崩壊を予言してチョット右で真のインテリゲンチャである小室直樹の一番弟子でもある。
彼の知識は金がないために、大半は図書館で仕入れた知識だそうだ。これが博学多岐。

犬儒派ってのはプラトンがいつも皮肉を言うディオゲネスを「狂ったソクラテス」と読んで、皮肉や奇行を行う哲学者達のことを総称したのだと言う。そうすると、この私も犬儒派ということになり、呉智英さんと同じ派閥ということになる。
彼の著作を簡単に表現すると、「日本語文章・用法についてのトリビアの泉」ということだ。
著者が新聞、週刊誌、エッセイでの日本語法について、皮肉を交えて噛みつくところは彼の真骨頂だ。
よく間違って大新聞などで書いている、正しいようで間違っている「すべからく」、「激を飛ばす」についての誤用など。

例えば、若いギャル達がよく使う、「チョー」についてのの考察。日本語のボキャブラリー数が数千程度の彼女達でも、日本語としての規則性・法則性を考えているということ。間投詞 (感動詞)には「チョー」をつけない。具体的には「チョーうれしい。チョーありがとう」とは言うが、「チョーお早う。チョーこんにちは。チョーいただきます」とは言わない。これは自分に生じた感情を表現している言葉だからだそうだ。
この後が面白い。「品がなく、未熟で、醜い、しかし、そんな言葉にも、言葉としての論理性がある。一方、言葉を操る仕事をしている知識人たちの言葉はどうか。彼らの言葉は論理的なはずであり、伝統に則った美しいものであるはずだが」と書いて、その後に、最近の岩波新書に文章を書いた人達についての皮肉をたっぷり書いている。これがおもしろいの何の。
まずは彼の著作をお薦めする次第だ。一度読んでみんしゃい。目からうろこです。

《呉智英の著作》

「犬儒派だもの」 双葉文庫
「知の収穫」双葉文庫
「危険な思想家」 双葉文庫
「現代人の論語」 文藝春秋
「ホントの話」 小学館文庫
「言葉の常備薬」双葉社
「言葉につける薬」 双葉社
「バカにつける薬」 双葉文庫
「賢者の誘惑」双葉社
「サルの正義」 双葉社
「封建主義者かく語りき」 双葉文庫
「大衆食堂の人々」 双葉文庫
「読書家の新技術」 朝日文庫
「インテリ大戦争 」JICC出版局
「封建主義、その論理と情熱」情報センター出版局

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2006年05月03日

MilesのLP20+1枚限定BOXセット。やっぱりマイルす。\(^_^)/

0ee8ad97.JPG昨年末に予約していたCBS SONYの通信販売限定商品、MilesのLP20+1枚限定BOXセットが3月末に無事到着した。このLPはMilesフリークにはたまらない企画だった。
●LP重両盤180g。
●おまけに1枚「ベスト・オブ・オルタネイト・テイクス」という別テイク集。
 CD化された際にボーナス・トラックとして追加された未発表演奏、別テイクを集めた。
●最新マスター使用。
●過去モノーラルでのみ発売されていて、その後にステレオ・マスターが発見されたアルバムはステレオ。
●本来モノーラル録音にもかかわらず、疑似ステレオで発売されていたLPはオリジナルであるモノーラルで。
具体的には、「マイルス・アヘッド」と「マイルストーンズ」は完全ステレオ盤、「1958マイルス」は世界初の完全ステレオ盤。
これだけ能書きを言われて、買わずにはいられない。但し、販売金額がSONYの場合10万近く。当家の当主であられるカミサンの許しを得て、Sonyサイトより新星堂が8万5千円くらいと安い新星堂に注文した。

届いた時は、もう、えへへへへ状態でしたヽ(*°ω°)ノ。もう、マイルす〜。

添付してきたバイオグラフィー兼ライナーノーツも監修が小川隆夫のため、かなりレベルが高い水準。ただし、CBS Sonyの天敵にしてサイコロ本「マイルスを聴け」で有名なMiles評論家中山康樹はなし、という状態で画竜点睛を欠くのが残念。

Milesと言えば中山康樹、パソコンといえばAppleのMacintosh、パン屋といえばシライシパンです。これ、私の三種の神器です。

これで、死ぬまで良い音質のLPで前期Milesが聴ける。一生ものです。
なお、私の方針として「マイルス・イン・ザ・スカイ」「イン・ア・サイレント・ウェイ」あたり以降はエレクトリック音楽になってきたのでCDでもOKです。ロリンズ、コルトレーンがいた前期Miles、トニー・ウィリアムスがいた中期Miles、エレクトリックの後期Miles全部が好きなのが正当派Milesファンです。
Milesはピカソと同じく、時代により演奏スタイルを変化させるのが彼の生き方であり、神髄です。

くれぐれもアコースティク、フォー・ビートJAZZに固執することなく万遍なくカウント・ベイシー、デューク・エリントのような時代を超えたJAZZ、エレクトリック、フュージョンも含めた多様でハートのあるバンドマン精神を持ったミュージシャンのJAZZ演奏を聴きましょう。
そうでないと、ソウルというかハートもなく、変なスタイルとしてのJAZZと高価なオーディオ・ケーブル好きなお金持ち評論家寺島靖国みたいになってしまいます。


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2006年05月02日

このごろ何か変、やっぱり変だ!! (3) 米軍再編費用

7c17065c.gif何か、あららという間に米国で2+2が開かれ米軍再編問題で日米両国は合意したとのこと。
額賀「二回も不祥事で辞任しての不死鳥」防衛庁長官と麻生「性格が悪くて口まで曲がる」外務大臣がゴールデンウイーク中に国民が誰も防衛については委託もしていないのに、どさくさ紛れに合意してしまった。

ここからまじめな文体に変更。
そもそも、グアム移転のために日本側が国費を使うという行為は、やくざのヒモに金をせびられ払う行為又は用心棒代の「みかじめ料」と何ら変わりがない。泥棒に追い銭というものだ。ドイツなどは自国から米軍基地を返還してもらった時、基地内の土砂が燃料などで汚染されたため賠償請求をして米国から賠償金を取っているのに。
それから較べると日本政府の今回の決定は噴飯物である。やはりプードル犬、かませ犬と他のアジア諸国から言われても仕方がない。
米軍再編で、今回太平洋の向かいにあるシアトルなどがあるワシントン州から米陸軍第一軍団司令部までが日本の座間に移転してくるということも許している。世界広しといえども外国の軍隊本部が移転してくるという今回の決定は前代未聞である。
今回の政府の決定の意味は、完全に独立国である日本という国が米国の完全なる植民地になってしまったことを意味する。小泉政権になって民営化にともなう人材派遣、下請け、派遣社員化の軍事版である。
グアムに8000人移転してもまだ沖縄には基地が存続し続けることになんら変わりはない。

一度安全保障条約の抜本的見直しをして、米国有利な条約内容を修正する必要がある。独立国日本と政府が胸を張って韓国、中国を含むアジア諸国に言うためにには、一度何十年かかけてしぶとく米国側と交渉をして日本の領土から米軍基地の完全撤廃をしなければ、アジアから尊敬されることはなく常任理事国にもなれず、バカにされ続けるだろう。これからも外向的に敵対することはあっても、かの国から尊敬されるためには精神的に米国の支配から独立することである。精神的に独立するためには、物理的に米軍基地の撤去が必要である。精神的な意味でマッカーサーが言った「日本は12歳のままだ」という子供のままの精神状態であるということが現在でも通用してします。
ただ大切で大事なこととしては、我々は嫌米になる必要はない。親米でありつづければ良いだけだ。ややもすると、嫌米になる人たちもいるが、まったくそうする必要はない。ただ、米国と日本が対等になるだけだ。

現在の北朝鮮問題が存在する北東アジアであるが、実は軍事上日本の領土に米軍が存在する必要はなくなってきている。戦闘機、ミサイルなどの高速、高性能化により、それこそグアムに基地があれば事足りるのである。ただ、日本の主人は米国であるということを世界にアピールするだけに存在しているのである。

よくTVなどで北朝鮮による攻撃の可能性から米国の軍事基地のいつ要請を説く方もいるが、現実は日本の自衛隊があるために米国側が国防戦力上助けられているのが本当のところである。であるから、マスコミなどで思想上右の方々がよく言う言動はまったく根拠のないことである。
政府与党と外務省はまだ戦後の米国からの呪縛が解けずにいる。明治以来の日英同盟から続く日米同盟までのアングロサクソン(WASP)連合との成功の呪縛である。簡単に言えば白人には逆らわない、逆らえないという「名誉白人」岡崎外務省OBのなどの路線である。金髪白人には日本人はかなわないという、ありもしない根拠もない幻想を持つ思想だ。これに今のところ政府与党は論拠を置いたままだ。もう時代は変わったのである。
上記で記述したことなどを総合的に考えれば、3兆円もの金を米国に拠出してしまうことは論外のことと結論づけられる。
米国との真の戦後処理、言い換えれば精神的、軍事的、文化的自立は、日本からの米軍基地撤廃の後でなければ終わらない。
日本は第二次大戦以後、左右両勢力からも不満のある公平とは言えない極東裁判ではあるが、政治的意味で世界に対して一旦戦後処理をし、国連への参加を経て世界復帰をした。であるから、今になって極東裁判に対する不満をいう勢力の心情的気持ちはわかるが、政治的にサンフランシスコ条約により、世界に対して政治決着をしたのであるから、今になって不満を蒸し返す一部自民党ネオライトの考えはおかしいと考えられる。また不満を言う勢力は、米国に対して政治的に米軍再編問題で隷属的態度であるのは矛盾している。

大東亜戦争の反省に立ち、核をもたず、軍隊をもたず、経済的に繁栄した希有な国であること世界にアピールし、我々は平和国家として誇りに持ち、これからも米国とは一定の距離を置き、特にアジアに対して力を入れる外交に努めることが日本の繁栄を続ける要諦であると考える。
米国との軍事共有化による戦争への危険に加担する必要は日本にはまったくない。そういう意味ではマッカーサーが言った「日本は12歳のまま」純粋で平和的態度のままでいいのだ。「国家の品格」として。

政府は国民に対して全く説明責任を果たしていないので、3兆円の意味もない拠出に断固反対である。
またぞろ、小泉政権はこの問題を国会対策として先送りし、後で述べるようなことをマスコミに対して発表するはずだ。
第一には、次期政権は、前政権が決定したことで我々が決めたことでないという猿芝居を演じることが予想される。この問題について誰の責任かがうやむやにされるようにもう計算されている。
第二には、一度国家間で決定したことを覆すことはできないとの理由を挙げることはもう予想される。
説明なしでいつものように先に決定してしまい、後では覆せないというもっともらしい理由を政府は言うはずだ。
もし立場を変えて、米国で日本のために3兆円出すといった場合の米国民の態度を想像すると、今回の決定は ?????

ここより文体変更
蛇足
以前、朝日新聞の声の欄にでていた投書に下記のことが書かれていたのを思い出した。
米軍基地の思いやり予算の中に特定宗教への国の予算を出すことは禁じられているのに米軍基地の教会建設費も含まれているのはおかしいとのこと。今回のグアムの移転費用に教会建設費も含まれているのではないか疑問が生じてきたぞ? 日本の八百万の神も知らずか。神も仏もないか?どうする公明党。
またゴルフ場、ボーリング場などもどうなのだろう。遊びの分ぐらい、米国側が出せよ。けち。
蛇足の蛇足
あの〜、ホテルオオクラ前のアメリカ大使館の家賃(国有地)年額でたった250万しか請求していないのですが(年額ですよ。年額)。1988年から10年間滞納していますよ〜〜〜〜〜〜。

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2006年05月01日

このごろ何か変、やっぱり変だ!! (2) うっかり冗談も言えない共謀罪

78e5205b.jpgまたまた、おかしげな法律を官僚と与党が組んで出してきた。いつものように趣旨はごせつごもっともで、麻薬や十の密輸などの国際犯罪や暴力団犯罪の取り締まりを強めるのがねらいだそうだ。この趣旨については何も異論はない。問題はいつものように真の意図のほうだ。この根底には「依らしむべし、知らしむべからず」の思想が見え隠れする。戦前の国家保安法のようなうさん臭い匂いがするところだ。
裁判所、検察、警察はこの法案を自分達に都合の良いように拡大解釈する可能性がある。前にも書いたが、歯止めが必要だ。誰が、官僚機構が拡大解釈した場合、チェックするのか。ここが重要だと思う。この法案は修正する必要がある。「組織的犯罪集団」だけとはっきり書くべきだ。

「黙れ、小市民ども。我々にお任せしていれば悪いようにはしない。」という声が「国賊官僚と政治家ども」から聞こえてくるようだ。
できるだけ、国民はなんでも深刻に考えることをさせない。ただのでくの坊化を狙っているとしか思えない。今のところテレビ、新聞、雑誌などのマスコミがこの問題について盛り上がらない状態なのが心配だ。声を大にして反対を唱え、世論を盛り上げよう。
ここまで書きこしながら、山岡俊介さんのサイトを見たら、衆議院予算委員会での採決は見送られた模様だ。
しかし、油断はできない。個人情報保護法の時も一度は見送られたが、しつこくまた政府与党は法案を提出して、採決してしまった経緯があるからだ。
あぶないですぞ。皆さん。このごろ何か政府、官僚機関に不穏な感じがする。
追記
またゴールデンウィーク明けの連休疲れの虚を突いて政府与党は懲りもせず5月8日に法案を提出し、強行採決をもくろんでいる模様。

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